真性多血症の治療

どんな治療方法があるの?

  • ●主な治療方法としては、瀉血しゃけつ、抗血栓療法、細胞減少療法の3つがあげられます。個々の患者さんの状態に応じて、これらの治療方法を組み合わせて行います。
  • ●その他、高血圧や脂質異常症、糖尿病など、血栓症の発症リスクがある病気を合併している場合は、これらに対する治療も並行して行います。

献血と同じようにして血液を抜き取ります。日本のガイドラインではヘマトクリット値を45%未満にすることが推奨されています。

  • ●一般的には、月に1~2回、1回200mL~400mLを抜き取りますが、高齢者や心疾患のある方では頻度や量を調整します。
  • ●終了後20~30分は安静にし、水分摂取を心がけます。

※:ヘマトクリット値とは、血液に占める赤血球の割合です。

血液をサラサラにするお薬(抗血小板薬)を服用して、血栓症を予防する治療方法です。

抗がん剤、インターフェロン製剤、分子標的薬(JAK阻害剤)を使用して、血液細胞の数を減らす治療方法です。

  • ●基本的には、「60歳以上」あるいは「過去に血栓症になったことがある」患者さんに行います。
  • ●上記以外でも、患者さんの状態に応じて細胞減少療法が行われることがあります。