真性多血症の症状と合併症

どんな症状があるの?

特徴的な症状として、下記のようなものがあげられます。

頭部の症状

  • □ 頭痛
  • □ 赤ら顔
  • □ 頭が重い
  • □ 眼(まぶたの裏)や口の中の粘膜の充血
  • □ めまい

お腹・消化器の症状

  • □ 吐き気、おう吐
  • □ 吐いた物に血が混じる(赤色~茶褐色ときに黒色)
  • □ 腹痛
  • □ 胃がむかむかする
  • □ 黒い便が出る
  • □ お腹の左上が痛む
  • □ すぐに満腹になる(食後の膨満感)

手足の症状

  • □ 手のひらが赤い
  • □ 手足の先が赤くなり、痛みを感じる
  • □ 足の親ゆび付け根の激痛
  • □ 関節の赤み
  • □ 関節の腫れ
  • □ 関節が熱を持つ

全身の症状

  • □ 出血しやすくなる
  • □ かゆみ(特に入浴後など)
  • □ 全身の倦怠感(だるさ)

症状によって、病気の進行や合併症を把握できる可能性があります。
あてはまる症状がある場合には、医療スタッフに伝えましょう。

注意すべき合併症と病気は?

真性多血症では、下記のような合併症が起こりやすくなるため、注意が必要です。

注意すべき合併症

血栓症、塞栓症 狭心症、心筋梗塞、脳梗塞、動静脈血栓症、など
出血 脳出血、消化管出血、など

長い経過の後に、一部の患者さんで、真性多血症から、骨髄線維症や急性白血病といった別の病気へと進行することがあります。

進行する可能性がある病気

急性白血病※
骨髄線維症※

※真性多血症から、急性白血病へ進行する患者さんの割合は1.2%、骨髄線維症へ進行する患者さんの割合は2.9%という報告があります2)
2)Edahiro Y, et al. Int J Hematol. 2022; 116(5): 696-711.

真性多血症の治療では、血栓症を予防することと、さまざまな症状を改善することが主な目標です。 近年は急性白血病や骨髄線維症への進行を防ぐための研究も行われています。