真性多血症は、
日本では年間で10万人あたり2人程度に
発症するとの報告があります。
50~60歳代で診断されることが多く、
男性にやや多くみられます1)。
1) | 小松則夫. 日本内科学会雑誌. 2007; 96(7) :1382-1389. |
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正常な造血においては、これらの血液細胞の数は一定の範囲になるように厳密に調節されています。
真性多血症の患者さんでは、95%以上に「JAK2」という遺伝子の変異がみられます。このJAK2遺伝子の変異によって、細胞の中で血液細胞を増やす命令が発信され続けてしまうことがわかっています。(真性多血症の診断と検査 参照)