どのような治療がありますか?
真性多血症の治療では、患者さんの状態に応じて、以下の3つの治療方法を組み合わせます。
瀉血:献血と同じようにして血液を抜き取ります。
抗血栓療法:血液をサラサラにするお薬(抗血小板薬)を服用して、血栓症を予防します。
細胞減少療法:抗がん剤、インターフェロン製剤、分子標的薬(JAK阻害剤)を使用して、血液細胞の数を減らします。
瀉血は、ヘマトクリット値(血液中に占める赤血球の割合)を45%未満にすることを目安に、一般的に月に1~2回、1回200~400mLの血液を抜き取ります。高齢者や心疾患のある方では頻度や量を調整します。
細胞減少療法は、基本的には「60歳以上」あるいは「過去に血栓症になったことがある」患者さんに行いますが、これらに該当しない場合も状態に応じて行うことがあります。
また、高血圧や脂質異常症、糖尿病など、血栓症の発症リスクがある病気を合併している場合は、これらに対する治療も並行して行います。
真性多血症の治療
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瀉血
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抗血栓療法
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細胞減少療法