真性多血症では、どのような症状がありますか?
血液中の細胞が増えることで血液が濃くなり、血液の流れが悪くなるため、頭痛やめまいなどの症状がみられるほか、血栓症が起こる危険性が高まります。
また、一部の患者さんでは、長い経過の後に、骨髄線維症や急性白血病といった別の病気へと進行することがあります。
真性多血症の特徴的な症状には下記のようなものがあげられます。
また、血栓症・塞栓症、出血の合併症が起こりやすくなるため、これらを予防する治療が必要となります。
真性多血症の症状
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頭部の症状
- 頭痛
- 赤ら顔
- 頭が重い
- めまい
…など
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お腹、消化器の症状
- 吐き気、おう吐
- 腹痛
- 胃がむかむかする
- すぐに満腹になる
…など
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手足の症状
- 手のひらが赤い
- 手足の先が赤い、痛い
- 関節のはれ
…など
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全身の症状
- 出血しやすい
- かゆみ(特に入浴後)
- 全身のだるさ
…など
症状によって、病気の進行や合併症を把握できる可能性があります。
血栓症・塞栓症:血のかたまりで血管がつまる病気で、心筋梗塞、脳梗塞などがあります。
出血:脳出血、消化管出血などが起こることがあります。